AI(人工知能)は、驚くほど多岐にわたる分野で応用されています。
自然言語処理により、人間のような対話や文章の生成が可能です。画像認識技術は、顔認識や医療診断で活躍し、異常検出や疾患の早期発見を支援します。
また、ビッグデータ解析では、膨大なデータから有用なパターンや予測を導き出し、ビジネスの意思決定を強化します。AIの進化は、私たちの生活や産業に革命をもたらし続けています。
そんなAIですが、なんと音楽を作ることもできちゃうんです。今回はAI初心者の私でも15分で1作品作ることができた様子をお届けします。
目次
手順
- 目標設定:
- どのようなジャンルの曲を作りたいのか、どのような気分やテーマを持たせたいのかを明確にします。
- ツールの選択:
- 曲の生成には多くのAIツールやプラットフォームがあります。以下にいくつかの例を挙げます。
- メロディとハーモニーの生成:
- AIツールを使ってメロディやハーモニーを生成します。
- 例: OpenAIのMuseNet、GoogleのMagenta、Amper Musicなど。
- 歌詞の生成:
- 歌詞生成にはGPT-4などの大規模言語モデルを使用します。
- テーマに合わせた歌詞を生成するようにプロンプトを工夫します。
- 編曲とプロダクション:
- 生成されたメロディ、ハーモニー、歌詞を統合して編曲します。
- DAW(Digital Audio Workstation)を使用して音楽を編集し、プロデュースします。例: Ableton Live、FL Studio、Logic Proなど。
- ボーカルの生成:
- ボーカルをAIで生成する場合は、Jukedeck、Amper Music、Vocaloidなどのツールを使用します。
- または、自分で歌うか、プロのボーカリストに依頼します。
- ミキシングとマスタリング:
- 完成したトラックをミキシングし、マスタリングして最終的な音質を調整します。
実際に作ってみた
上記で紹介した編曲やミキシングとマスタリングなどをせずとも3ステップ(最終的な投稿用動画を作るのであれば4ステップ)で作れたので手順を紹介します。
ChatGPTで歌詞を作ってもらう
歌詞もAIに考えてもらいます。今回はChatGPTで
初恋を感じさせる爽やかな洋楽の歌詞を考えてください。サビ部分は[Chorus]、ブリッジ部分は[Bridge]、アウトロ部分は[Outro]、Aメロ部分は[Verse]でわかるようにお願いします!
という風に指定し、それに沿って歌詞を作ってくれました。
Suno AI で曲を作る
SunoAIに先ほど出来上がった歌詞を入力、曲調を指定するだけでメロディー、ボーカルまで整った曲ができあがります。
Canvaでアイキャッチを作成する
曲のイメージ画像もAIで。今回はCanvaのマジックスタジオで曲のイメージにあった画像を作りました。
出来上がった曲・イメージ画像を動画制作ツールで合わせ、完成です。
作ってみた作品例
作詞から作曲、ボーカルまですべてAIで作った曲をいくつか紹介します。
@ittosandesu未来の扉 #AI音楽 #AI #AIMUSIC #オリジナル曲 #オリジナルソング♬ オリジナル楽曲 – いっとー
@ittosandesu朝日のメロディ #AI音楽 #AI #AIMUSIC #オリジナル曲 #オリジナルソング♬ オリジナル楽曲 – いっとー
@ittosandesuFirst Love Breeze #AI音楽 #AI #AIMUSIC #オリジナル曲 #オリジナルソング♬ オリジナル楽曲 – いっとー
まだまだ勉強中ですが、できる幅を広げていきたいと思っています。おすすめの編集ツールやノウハウなどご教示いただけると嬉しいです!
必要なツール
上記で私が行った方法以外にも、下記ツールを用いてより高度な制作も可能です。
- AI作曲ツール:
- OpenAI MuseNet: 多様なスタイルで音楽を生成するAIツール。
- Google Magenta: 機械学習を使用して音楽とアートを生成するオープンソースプロジェクト。
- Amper Music: シンプルなインターフェースで音楽を生成できる商用ツール。
- 歌詞生成ツール:
- OpenAI GPT-4: 高度な言語モデルで、プロンプトに基づいて歌詞を生成できます。
- DAW(Digital Audio Workstation):
- Ableton Live: ライブパフォーマンスに適したDAW。
- FL Studio: 初心者からプロまで使える多機能DAW。
- Logic Pro: Appleの高機能DAW。
- AIボーカルツール:
- Jukedeck: AIで音楽を生成するプラットフォーム。
- Amper Music: 簡単に音楽を生成できる商用ツール。
- Vocaloid: AIボーカルソフトウェア。
詳細な手順
1. メロディとハーモニーの生成
- MuseNetを使用する場合:
- MuseNetにアクセスし、好みのスタイルやジャンルを選択して音楽を生成します。
2. 歌詞の生成
- GPT-4を使用する場合:
- 具体的なテーマやスタイルに基づいたプロンプトを用意し、GPT-4に入力して歌詞を生成します。
- 例: 「春の訪れを感じさせる爽やかな歌詞を生成してください。」
3. 編曲とプロダクション
- 生成されたメロディ、ハーモニー、歌詞をAbleton LiveなどのDAWにインポートします。
- 必要に応じて、追加のインストゥルメントやエフェクトを加えて編曲を行います。
4. ボーカルの生成
- Vocaloidを使用して歌詞を入力し、ボーカルを生成します。
- または、自分で歌うか、プロのボーカリストに依頼して録音します。
5. ミキシングとマスタリング
- DAW内で各トラックの音量、パン、エフェクトを調整してミキシングを行います。
- 最終的にマスタリングして音質を調整し、完成させます。
まとめ
AIを使って曲を作るプロセスは、クリエイティブで楽しい体験です。各ステップでAIツールを活用し、最終的な楽曲を作り上げることができます。自分のアイディアを具現化するために、上記の手順とツールを活用してみてください。
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